第17話 悪戯オトコ

おはようございます

いまりです

今回のお話しを書くには少し勇気が必要でした

私を何年も苦しめたトラウマのお話しです

それは私がまだ小学生の頃、多分1年生ぐらいだったと思います

その頃はいつも友達と下校していたんだけど、その日はなぜかひとりで帰ってしまった

私は割と勘が鋭い方なのに、この時は思いっきり間違えちゃった

いつもの帰り道

なぜか他の道を通って帰ろうかと、ふと思ったのにすぐに思い直していつも通りの道を歩いて行ってしまった

もっと自分の直感を信じれば良かった

ひとりで歩いていると、反対側から学ランを着た男が私のそばに来て話しかけた

「ねぇ」

私が立ち止まると男はこう続けた

「ちょっと目瞑って?」

全く何がなんだかわからなかったし、無知で幼かった私にはそれに逆らうことはできなかった

言われるままに目を瞑ると、男は私の唇に自分の唇を強引に押し付けてきた

私がびっくりする間もなく、男の舌は私の口の中に入り私の舌を絡めてきた

地獄のようなこの瞬間が終わると、男は笑顔で手を振って去って行った

初めてのキスをこんな形で奪われたことよりも、まだディープキスも知らなかった私はとにかく恐怖心でいっぱいになった

なんで口の中に舌を入れたの?

何か毒を入れられていたらどうしよう?

怖くて怖くてたまらなかった

季節は冬

口の中に雪を詰め込んで泣きながら帰った

すぐにでも大人に、両親にこのことを話したかった

話さないといせないと思った

けれどこの頃、両親は仕事の関係で他県にいて私は祖父母に預けられていた

帰って来るなり私はコタツの中に潜り混んで泣き続けた

自分が何をされたのかわからず、ただただ怖くて気持ち悪くて、自分が汚く感じた

春休みに、両親のいる他県に行った

私は両親に会ったらすぐにでもこのことを話そうと、何度も頭の中でシュミレーションをした

なのに…いざ両親に会うと、言えなかった

不仲だった両親にこのことを話したら、また喧嘩が始まるんじゃないかと怖くなった

それだけじゃなく、もしかしたら私自身が怒られるんじゃないかと不安になって話すことが出来なかった

子供のくせに何を気にしていたんだろう

後日、犯人がわかった

学校の隣にある小さな商店の息子だった

噂話しでそこの息子がロリコンだと聞いたから、すぐにピンときた

けど、誰にも言えなかったよね

友達にいつものように「あの店に寄っていこうよ」と誘われると、友達に知られるのが怖くて断ることが出来なかった

店に入ると、私はあの瞬間が蘇ってきて体が震え出して、汗が出てきて、怖くて怖くて仕方なかった

それでも友達にバレないように必死に平静を装った

悪戯されたことは、結局大人になるまで誰にも言えなかった

ひとりでずっと抱え込んで、私は普通の女の子とは違う、とても汚れた気がした

日常生活をしていても、突然フラッシュバックが起こってあの瞬間を思い出す度、私は苦しくて苦しくて涙が出そうになった

常に心に重たい鉛のような爆弾がある感覚で、私は心から笑うことが出来ない子供時代を過ごした

何も知らない子供にとって、あの行為がどれだけ人を傷つけて、その後の人生に影響するかなんて犯人にはわからないんだろうな

大人になって、初めてひとりの人に打ち明けると心が嘘みたいに軽くなった

そしてまたひとりと話していくうちに、どんどん気が楽になって今じゃ笑いながらでも話すことができるようになった

私は友達とか周りから

「いまりは変態だね」

ってよく言われるし、自分でも多少自覚がある

けれど、色んな種類の変態さんがいる中で、ロリコンだけは大嫌い

気持ちが悪い

何も知らない子供を大人の快楽やお金の為の道具にするのは本当に許せない

そして、私に悪戯した犯人は…噂によるとその後も沢山の犠牲者を出したのに捕まってはいないらしい

結局私も、泣き寝入りしかできなかった

なんて後味の悪い、気持ちの悪い思い出。


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第15話 クズとの結婚生活

出来れば書きたくないぐらい、嫌悪感が半端じゃない人がいる

今回はその人とのお話しです

それは若いときに、ノリのままに結婚してしまった相手のことです

ナンパから始まって、そのまま告白されて付き合い初めてそのまま結婚してしまった

この人のことは嫌い過ぎて、上手く書くことも出来ない

何があったのかも書けない

ただ、同情を愛情と履き違えて、私はこの人のことを好きだとずっと勘違いしていた

心の隅の違和感を無視し続けて結婚生活を続けたのは、今更引き下がれないといった意地があったから

世間体を気にしていたのかもしれないね

自分の目が狂っていたのを認めたくなかったのかもしれない

ダメだ

この人のことは本当に書けない

思い出すたび吐き気がしてしまうほど嫌いだから

けれど、一つだけ確かなことは、この結婚は間違いではなかったということ

沢山イヤな思いして、悲しい思いして、惨めな思いしてきたけれど、この結婚がなかったらきっと今の私はいなかった

「今」の私は、過去の膨大な選択肢の中から一つ一つ選んできて出来た集大成だと思うから

この最悪な出会いがあったからこそ今の幸せに繋がっていると思うと、この最低な男と出会って結婚したことは、決して無駄じゃなかったと思う

もちろん、そのまま進んでいたら私は破滅していたとも思う

ギリギリのところにいた私は、自分自身でここから抜け出した

それが最高の誇り

変化は怖いけど、思い切って行動して本当に良かった

もうお気づきだと思いますが、この男とは離婚しています

実際に離婚してみると、憑き物が取れたかのように心が軽くなった

自由になれて本当に嬉しかったんだ

そして私は、自分はこの人といて幸せなんだって自分に嘘をついていたことに気がついた

愛じゃなかったって目が覚めた

この人は私の心を繋ぎとめる為なのか、沢山のプレゼントをくれたけど、皮肉にも最後にくれた「離婚」が私にとって一番嬉しいプレゼントだった

離婚を切り出したのは私

けれどゴネつつも離婚届けに名前を書いたのは、紛れもない本人だから

離婚してくれてありがとう

本当に嬉しい

もしこのままこの人と結婚生活を続けていたらって考えたら寒気がするし怖過ぎる

訳あって、理不尽過ぎるお金を今も払い続けていて、しかもいつまでこの支払いが続くのかもわからなくて、離婚した今もまだこの男に苦しめられているけれど、そんなことよりこの男と一緒にいる方が私にとっては地獄

どんなプレゼントよりも嬉しかったのは、やっぱり別れてくれたこと

この男に、感謝の気持ちだってないわけじゃない

別れてくれてありがとう

心の底からそう思う

DVとかではないけどね

男としても全然見れてなかった

セックスも嫌で嫌で仕方なかった

バイバイ。大嫌いだった人

もう二度と会いたくない

幸せなフリして自分の不幸に気がつかないのも笑えるね。


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第14話 好きじゃなくても出来るんだ

今回は、高校の時の合コンのお話しです

まだ本当にピュアだったあの頃の…

男友達と私で、3対3の合コンをしようって話しになった

慣れないbarで慣れないお酒を飲んで、楽しくお喋りして、なぜかひとりの男のうちへみんなで行くことになった

その男はアパートで一人暮らしをしていた

私の男友達は用事があったのか、先に帰ってしまったけど

男女5人で狭いアパートで喋っているうちに、ひとりふたりと眠り始めた

起きているのはアパートの男と私だけになっていつのまにか寄り添う形に

そのうち男は私に

「キスしてもいい?」

と聞いてきて、私は初めてキスをした(厳密に言うと初めてじゃないけどその話しはまたいずれ)

初めてなのに彼の舌が私の口の中に入ってくる

それはとろけるように気持ちが良かった

キスを交わすと彼は

「胸、触って良い?」

と聞いてきて、私が頷くと彼の手は私の胸に伸びてきた

キスは凄く気持ち良かったのに、初めて男の人に胸を触られたこの時、全く何も感じなくてただただ違和感しかなかった

そして彼が私の肩を抱き寄せたその時

「いまり!何やってるの!?」

友達が急にムクッと起きて私にそう言った

私はびっくりして彼から離れてなんとか誤魔化そうとした

けれど寝ぼけていたのか友達はまたバタンと横になって眠ってしまった

空気読んだのかもね

でも、なんだかハッとした私は彼に

「私も寝るね」

とみんなと同じように雑魚寝し始めた

すると彼は私のぴったり後ろ側について、後ろからまた執拗に私の胸を触ってきた

当然、私はこの時キスも初めてだったしどうしたら良いのかわからなくて

「ごめん、私先に帰る!」

と言って、まだ薄暗い中ひとりで帰って行ってしまった

胸を触られたのは正直良くわからない感覚だったけど、唇の感触はずっと残っていて私はその時のことを思い出す度胸が高鳴った

その後も彼のことばかり考えてしまって頭から消えなくて、ああ、好きなんだなって気がついた

私は思い切って彼に電話をして、告白をした

返事はまさかのNo

私にはそれがどうしてかわからなかった

だって私のこと、良いなって思ったからキスしてきたんでしょ?胸も触ったんでしょ?

なのにどうして?

聞けなかったけどね

私は男友達に相談すると

「あいつ付き合ってはいないけど、腐れ縁的なセフレはいるよ」

と思いがけないことを聞いて更にショックを受けた

もちろんその後その彼に会うことはなかったし、私の気持ちもだんだん消えていったけれどこの事で私は

女は身体で気持ちが動いても、逆に男は気持ちがなくても身体が動くんだなってことを学んだ

そんな苦い思い出

気持ちがなくてもセックス出来るのは男だけじゃないってことを今は知ったけどね。


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第13話 やっちゃえば良かった

おはようございます

いまりです

ちょっと日にちが空いてしまいましたが、引き続き読んで頂けると幸いです

今回はキャバクラの店長と別れた後のお話しです(短めです)

ある合コンで、好きな人が出来た

向こうはまるで私に興味がない感じだったけど

それでもなんとか飲みに誘うことに成功

何話したかは全然覚えていないけれど、そのあとカラオケに行く流れになったんだよね

イマイチ盛り上がらなかったのは覚えてる

その人は眠そうであくびばかりしていた

退屈だったのかな?

あまりに眠そうにしてるから

『眠いの?』

と聞いた

「うん、ちょっと眠い…」

『…目、覚ましてあげようか?』

「え、何してくれるの?」

『目、閉じて』

私は、彼の唇にキスをした

「キスかよ!」

『嫌だった?』

「ううん、もう一回して」

2回目のキスは舌を絡ませた大人のキスだった

すると彼が

「いまりちゃん…俺ちんこ勃っちゃった」

私が少し笑うと、10分前の電話が鳴った

私は

『時間だね、帰ろうか』

と言った

これが彼と会った最後

その後この人に告白することもなく、私は次の恋を始めてしまった

なんであの時ホテルに行かなかったんだろう?

なんかキスできただけで満足しちゃったんだよね

その頃はそんなにえっち好きだったわけでもないし

中途半端な肉食だ

相手の人、その夜オナニーしたのかな?

なんて邪推かな。


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第12話 キャバクラ勤めと店長との不倫

我ながら、私は本当にキス魔だなぁって思う

キスだけなら誰とでも出来るって思ってた

そんないまりです

昔、ちょっとだけキャバクラで働いたことがある

と言っても昼は会社に勤めていたから、週に数回だけのバイトだけど

自分が住んでいるところからなるべく離れたお店を選んだ

知り合いに会いたくなかったし、誰にもバレたくなかったから

通勤は新幹線で行って、帰りはお店のボーイが送ってくれていた

面接でも送迎が来てくれた

待ち合わせ場所に行くと、店長自らが迎えに来てくれていて、車まで少し一緒に歩いた

歩きながら初対面の私にいきなり「君、なんか俺のタイプだわー」って言ってくるから少しびっくりした

いや、かなりか

お店まで車で1時間ちょい

車内で店長が「俺、結婚してるんだ」と言ってきた

全くタイプじゃなかったし、ふーんって感じだったけど、店長はなぜかその後こう言った

「でも、お願い!いまりさん。俺を彼氏にして下さい!!」

初対面で会ったばかりで、しかも既婚者のくせに何言ってんだ?と思ったけど、当時の私は彼氏と別れたばかりでちょっとヤケになっていた

だから「じゃあ今ここで私にキスできたらいいですよ」なんて言っちゃったんだ

その時車は高速道路の上で、私は後部座席に乗っていた

冷静に考えたら凄く危険なのに、若さのせいか恐怖心がなかった

すると店長は運転しながら後ろを向いて、私の唇にキスをした

私の初めての不倫はこうやって始まった

店長とのデートは、いつも送迎での車の中

ヤルことヤルだけ

キャバクラでの仕事も辛かった

多分、向いていないんだと思う

好きでもない男のご機嫌取りに、かなりのストレスを感じていた

そして驚いたことに、店長の奥さんはお店のキャバ嬢の中にいた

その人は私が入店するとすぐに「実はね、私、店長と結婚してるの。みんなには内緒ね」と言ってきた

入ったばかりの私にそれを言うなんて、女の勘って凄いよね

そしてその人は良い人だったからこそ、店長と不倫していることに罪悪感を感じてきた

お店での仕事も嫌だったし、店長とズルズル続けているのも嫌になって、半年ぐらいでお店を辞めた

私を迎えに来てくれても店に着く直前まで車の中でフェラさせるような男だったし、全くタイプでもなかったのに最後の方は割と気持ちもってかれていたから、私って本当に押しに弱かったとつくづく思う

そんな昔話。


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第11話 ネット恋愛の行方

今回は、オフ会で出会った男の話しです。

もうずーっと昔だけど、その時私はblogで知り合った1つ年下の男の子と、毎日のようにメールのやりとりをするようになった

やがて、毎日の犬の散歩のときにその男の子と電話をするのが私の日課になっていた

顔も知らない相手なのに、異様に話しは弾んで楽しくて、ちょっとドキドキしていた

自然と会う約束になったけれど、相手は私の住んでいるところから車で3時間ぐらい離れた他県に済んでいた

それでもナビを使ってその子は来てくれた

近くのスーパーの駐車場で待ち合わせをして、いよいよ初対面

本音を言うと、ちょっとだけガッカリした

割と今風の子だったけど、私のタイプではなかったし、想像と違っていたから

今の世の中、こんなのはよくある話しだけどね

でも、生理的に無理ってわけでもなかったし、遠いところから来てくれた引け目もあって、流れのままラブホテルに泊まることになった

ノリが良く、自分の過去のやんちゃ武勇伝を語っていた彼だけど、セックスになるとその子はまさかの中折れ

凄く申し訳なさそうにしていたけど、私は本当はしたかったわけじゃないから、別にどうても良かった

ただ、まだそんな経験の浅かった頃だから、緊張しすぎると中折れすることがあるなんて知らなかった私は、自分にそんな好意をもたなかったんだろうなって単純に思った

けれど、その子は私に

「いまりちゃんのこと本気で好きになっちゃった。付き合ってほしい」

と言ってきた

私はそんな気になれなくて、やんわりとお断りした

翌日、その子は地元へ帰った

そして2人の毎日の日課だったメールや電話はなくなった

それからしばらく経って、その男の子から再び連絡がきた

内容は、私にフラれたショックが大きくて職場で暴れて機材を壊して、100万の弁償をすることになったこと

それと壊した勢いで自分も怪我をして骨折までしたことを話し出した

かと言って、その子は別に私に弁償したお金を払えとか言うわけでもなかったし、一切私を責めたりはしなかった

それほどショックを受けたってことを伝えたかったという感じだった

その気もないのにホテルなんて行った私も悪かったなって流石に反省した

でも、この電話以降、2人の日課がまた戻ることもなかった

それから更に1年ぐらい経って、もうその子とのことも忘れていた頃に、急にまた電話がかかってきた

「俺、結婚することになったんだ。どうしてもいまりちゃんには伝えたくて…」

と言う彼の言葉の真意がイマイチわからなかった

だって、うちら別に付き合っていたわけでもないし、そんな深い間柄でもないのに、それを伝えてどうするんだろう?なんの意味があるんだろう?って

けれどそんな事は口には出さなかったよ

素直に良かったなって思ったから、おめでとうって言った

これがこの子との最後のやりとり

今頃、お子さんもいるんだろうな

奥さんとは仲良くやってるかしら?

なんて、本当に余計なお世話だね。


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第10話 風俗の勧誘

ノブの話しが続いた気がするので、今回は違うちょっと短いお話しを…

今更ですが、私は元風俗嬢です

そんな若いわけでもないので、私がいたのは人妻系の熟女のお店

でも実は二十歳前後の頃に一度、風俗のスカウトにあったことがある

ひとりで駅ビルの中の本屋にいると、チラチラとこっちを見てくる男性に気付いた

何だろ?と思いながら、少し離れると男性も近づいてくる

怖くなった私は本屋を出て、駅ビルからも出た

けれど男性は追いかけて来て私に声をかけた

男性は、名刺を渡しながら風俗の仕事を勧めてきたけれど、私はてきとうにかわした

そのお誘いを受けた時はとてもそんな気にはなれなかったし、本当にこんな勧誘ってあるんだ!と、びっくりした

この時はこうして断ったけれど、今思うと私はもともと風俗をする運命だったのかなぁ?なんてふざけて思ったりもする

これよりちょっと前だったかな?

ひとりで歩いていると、おじさんが

「暑いねぇー」

と話しかけてきたので

「そおっすねー」

と返すと

「お姉さん、援助交際してくれない?」

と言ってきて、びっくりしたけどすぐに

「いやー、けっこうです」

と断った

おじさんとえっちなことするなんて、気持ち悪いとしか思えなかったし

その頃はね

同じ頃、駅前でひとりでいる時にちょっと上かな?ってぐらいのお兄さんが声をかけてきた(男友達に言わせると、私は隙だらけらしい)

その人は気さくに話しかけてきて

「30分2万円で遊んでくれない?」

と言ってきた

私は、人と待ち合わせしているのを理由にしてやんわり断ると

「そっかー、じゃあまた縁があったら遊んでね」

と言ってにこやかに去っていった

30分2万円で何するつもりだったんだろう?

風俗嬢になってからは、その時のことを思い出すと

割の良い仕事だよなー

と思う私はもう汚れてしまったのかもしれない。


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第9話 今度こそ本当のノブとの別れ

あんなに色々あった2人だけど…

復縁してからはもっと仲良くなれると思っていた私は甘かったんだよね

ノブにしてみれば、離れた女を取り戻すのに必死だったかもしれないけれど、元に戻ってきたときにふと冷静になったのかもしれない

一度は裏切った女をそう簡単に心からは許せなかったのかもしれない

どちらにしても、だんだんとノブの心が離れていくのをなんとなく感じた

そんな頃、ノブの異動が決まった

場所は随分と離れた県外

私はノブに

「一緒について来て欲しい」

と言って欲しかった

結局その言葉はノブの口から出ることはなかったけどね

そうやってまた私は遠距離恋愛をすることになった

会えるのは月に一回程度

寂しくて寂しくて仕方がなかった

この頃、正確に言うと潤と付き合っていた時から私は心が病んでしまっていた

いわゆる鬱病ってやつ

自分が鬱病になるなんて想像も出来なかったし信じられなかった

でもこれが本当に辛くて凄くしんどかった

仕事のことや家庭のこと、昔のトラウマ

沢山の要因はあったしそれらが蓄積されていたから、キッカケは些細なことだったのかもしれないけれど、私の心はもうずっとギリギリの状態だった

そしてある日、とうとう限界を感じた私は睡眠薬を大量に飲んでしまった

さらに睡眠薬だけじゃなくって、家の薬箱の中からありったけの風邪薬を出して全部一気に飲み込んだ

そしてカッターで手首を切った

そんなに深く切ったわけじゃないけれど、何ヶ所も切って、手首に沢山の傷をつけた

その紅い血を、傷を見て、とても美しいと感じた

気がつくと私は病院にいた

どうやら救急車で運ばれたらしい

大量の薬を飲んでしまった為、胃洗浄の処置がされた

半端じゃない苦しさに意識を取り戻したのか私の記憶はここからまた始まっている

そして私は入院することになった

3時間おきに胃の薬を飲むため、夜中でも起きなくてはいけないのが辛かった

入院が決まったとき、病室で私はノブに連絡をした

もしかしたら、私を心配して帰って来てくれるかも

そんな私の甘い考えを覆すように、突きつけられた現実はもっと残酷なノブの言葉だった

「もう俺にはいまりを支えきれない」

これが最初で最後のノブからの別れの言葉になった

私は妹に

「いなくなりたい…」

と泣きながら言うと、妹は

「いなくならないでよ」

と言って泣いた

こうしてこの恋は幕を閉じた

一番辛い時に、一番傍にいてほしい人から突き放されるのがこんなに悲しいことだって知った。


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第8話 ノブとの別れと新しい彼氏

ノブとの出会いやロストバージンを書いたばかりだけど、今回は早くも別れのお話しです

私に好きな人ができてしまった

相手は同じ趣味仲間のオフ会で知り合った潤

潤は私より9歳上で、知り合ってすぐに

「じゃーいまり、今日から俺の彼女な!」

と言ってきた

そう言う潤に私は

「私、彼氏いるよ…」

と答えたけど、それでもグイグイくる潤に私も急速に惹かれていった

私は潤と付き合う前に、ちゃんとノブと別れようと決心した

時は冬

しかもクリスマス前

その日もいつも通り週末にノブの家に泊まるため、ノブは私を迎えに来た

私は携帯を家にわざと置いてきた

逆上したノブが潤に電話をかけたり、携帯を壊したりしないように

ノブの家に向かう車の中で、ノブが楽しそうに言う

「今年のクリスマスはどうする?」

私は胸が痛くなった

ノブの部屋に入って、私は思い切って重い口を開いた

正直に、他に好きな人ができたことを伝えると、ノブは想像通り凄く怒りだした

壁を叩いたりストーブを蹴ったりして威嚇してきた

そうゆう乱暴なところが嫌だった

でもノブを裏切ったのは私

ノブは私を罵倒しながら

「いまりにも地獄見させてやりたい」

と言った

でもそんな言葉よりも私の胸を締め付けたのはノブの涙だった

初めてノブが泣いたところを見た

話し合いはすぐには終わらなくて、ノブの部屋から出られたのは9時間後だった

ノブは

「最後なら俺の言うこと聞けよ。ちんこ舐めて。ケツの穴も舐めて」

と言ってきた

私は、これで別れられるならとノブのあそこを舐めた

初めてお尻の穴も舐めた

もう私には他に好きな人がいるのに、そうゆう行為は屈辱以外の何者でもなかった

必死でフェラチオをしていると、涙が出てきた

泣きながらフェラをする私を見てノブは

「もういいよ。そこまでソイツのことが好きならわかったよ」

と言ってくれた

こうして私は潤と付き合えることになった

潤に対しての恋愛感情はノブのときとは違って、凄く激しいものだった

多分、遠距離恋愛ってこともあったからだと思う

潤のことが大好きで、潤とのこれからの時間がとっても楽しみだった

でも、綺麗な別れなんてないよね

ノブは別れた直後からしばらくメールを一日に何通も送ってきた

「死にたい」

そんな内容ばかりだった

私は深くノブを傷つけてしまった

そして数日後、家のチャイムが鳴った

その時はもう実家に戻っていたから母親が出た

来たのはノブだった

家族にはノブと別れたことは言ってあったから、私は居留守を使った

母親が玄関から戻ってくると私の大好きな種類のお菓子を持っていた

「これ、ノブくんがいまりにって。凄く暗い表情してたよ…」

浮かれた私にはそのとき、自分がどれだけ酷いことをしたのか分からなかった

だってノブの心の叫びは私には恐怖でしかなかったから

ノブは以前、私にプロポーズをしてきたことがあった

でもあまりにサラッと言われたのと、私自身まだ若かったしとても結婚なんて気にはなれなくて、なんとなく誤魔化したままだった

ノブと別れた日、最後に号泣するノブを抱き締めて「もしあの人と別れたら、結婚しようね」なんて自分勝手なこと言いながら私もまた泣けてきた

嫌いになって別れるわけじゃなかったから、それなりに私も辛かった

2人と同時進行できるほど器用でもなかったから

でも、潤と付き合いだしてからも私は時々ノブと会っていた

友達として会ったりしてほしいって条件だったから

別れた直後は

「最後に一晩だけ一緒にホテルに泊まりたい」

と言われて、ダメだよって言ったけど懇願してくるノブを断りきれなくて、セックスしない約束とラブホじゃなくビジネスホテルにしてもらって一晩泊まった

ホテルマンがベッドをどうするか聞いてきたとき、ノブはダブルと言いかけたけどそれを遮って私は「ツインでお願いします」

と言った

別々のベッドに一旦は入ったけど、ノブはすぐに私のベッドに潜り込んできた

抵抗してもノブは私の身体を執拗に触ってくる

抵抗してるのに私は感じてしまう

ノブとのセックスで覚えた絶頂も、この時ノブの手でされ私はイッてしまった

けどノブは無理やり挿入したりはしなかった

私がイクと

「いまりがイッてくれて良かった。それで俺は嬉しいから満足だよ」

と言った

潤と付き合い始めたはいいけど、遠距離で月に一度会えれば良い方だった

ノブとはなるべく2人きりでは会わないで、どうしても会いたいって言われたときは、ノブの妹同伴で会ったりしていた

そうやって3人で食事している時も、ノブは私を見つめてくる

私がふざけて

「まだ私のこと好きなの?」

と言うと自分の妹の前なのに、ノブは真剣な顔で

「好きだよ」

って言うから、すぐに自分の軽はずみな言葉を後悔した

ノブはいつも

「ダメになったらすぐに戻ってこい。俺はずっと待ってるから」

と言っていた

ノブは毎回ゴムをしてくれなかったけど、必ず外に出してくれていた

だからまだノブの方がマシだったのかも

潤は

「俺は中出し主義だから。そうじゃないとイケないんだよ」

といつも言っていた

しかも自分は女の体について凄く勉強したから、絶対避妊はうまくいくと言い張っていた

私は正直、不安しかなかったけど潤はいつも私の中に出してきた

下着を履いた後も、急にあそこからドロっと精液が出てくるあの感じがとても嫌だった

「絶対大丈夫だから!」

そんな風に潤に言われても怖かったのに、私にはゴムを付けてほしいって言える強さがなかった

潤と一緒にいるときも、ついついノブのことばかり話してる自分がいた

そして何度も名前を間違えて呼んでしまっていた

ノブ!ノブ!と言っていた癖で、潤に対してもノブ!と言ってしまったり(ここでは仮名だけど実際の2人の名前は凄く似ていた)

あまりに私が何度も呼び間違えるから潤は怒って

「俺は潤だ!ノブじゃねぇ!!」

と怒鳴った

でもどうしても間違えてしまう

どこか通っても

ここ、ノブといったな

とかノブのことばかり思い出してしまう

そうやって、約一年後、辛い遠距離恋愛から気がつけば私の隣にはまたノブがいた

潤に別れを告げて、私はノブと元サヤに収まった

こうやって思い出しながら書いているけど、思い出せば思い出すほど、つくづく自分がノブに酷いことをしていたと痛感する

私は本当にノブを傷つけてばかりいた

ノブの気持ちにあぐらをかいて、調子に乗っていたのかも

でも、最後の最後、この2人の関係に終止符を打ったのはノブなんだ

「俺、すっぽんだから。絶対いまりから離れないよ」

と言っていたノブだけど、ちゃんと私はこの後フラれます

そのお話しはまた次回にでも…。


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第7話 ノブとの初めての夜

今回やっと、ロストバージンのお話しです

相手は前回お話した彼氏…ノブです

ノブが私のアパートに泊まりに来ることになった

どんな話しをしたかとか、全く覚えていないけれど、夜の場面だけは今でも良く覚えている

部屋で2人きりになっても童貞だったノブは私にキスをするのが精一杯な感じだった

私のアパートは広めのワンルームにベッドが一つ

ソファとかはなくって、当然私はベッドで一緒に寝るつもりだったけど、ノブはどうしていいのかわからない様子

「俺、どこで寝ればいいの?」

なんて野暮なこと聞いてくるから

「一緒に寝ようよ」

と言って2人でベッドに入った

顔と顔がかなり近くて何度も何度も見つめあってキスをした

おかしいなー

今までだったらこの距離だと、ほとんどの男は身体を触ってきたのに、キスだけで何もしてこない

何もしたいと思わないのかな?

ノブが童貞だって知らなかったから、私は凄く不思議だった

私だってこのままじゃ眠れない!

「ねぇ、ちょっとイタズラしても良い?」

そう言うとノブは照れくさそうに頷いた

自分が何かをされることがわかったんだと思う

私は布団の中に潜り込んで、ノブが履いていたジーンズとパンツを下げると、ノブの勃起してるあそこを舌で這わせてみた

いくら童貞のノブでも、ここまでしたら流石にオトコになって初めて私の身体を触りだした

その手は凄くぎこちなく私の胸を触る

そうノブに仕向けたけど、私も正確にはまだ処女だったからそんなに濡れたわけじゃなかった

気持ち良いとは思ったけど、まだイクって感覚もわからない頃だった

胸に伸びた手はやがて私の下半身をまさぐり、そしてノブがいよいよ私の中に入ってこようとした

この時2人とも、ゴムの用意をしてなくてそれがまずかったかなぁ

ノブは結局いつもゴムをしてくれなかったから

ノブのアレが私の中に少し入った

ここまでは余裕

ホストにもここまではされてるし

でもそっからが全然入らない

何度かの挑戦で、ノブが力を入れて押し込むように入ってきた時、私は強烈な張り裂けるような痛みを感じた

やっぱり処女だったんだ

でも想像していた何倍も痛い

相手が慣れた人ってわけでもないし、濡れていたかどうかもわかんないし、当然て言えば当然だけど

「やめてやめて!痛い痛い!」

私は味わったことのない強烈な痛みに涙が出てきた

一旦は抜いたけど、体位を少し変えてもう一度挿入

私は痛みを我慢して、ノブのピストンが早く終わるのを祈った

ノブはけっこうあっという間に

「イク…」

と言うとすぐに自分の身体を抜いた

ノブが手をアレに抑えると、ドクドクと白い液体がノブの手の中に溢れていった

やっと、やっとできたんだ

凄く嬉しかった

でも、あまりの痛みに、正直もう二度としたくないとも思った

それほど私には強烈な痛みだった

多分、今まで生きてきた中で一番痛かったのがこのとき

私は出産経験がないからね

あれば出産が一番だろうな

射精の時は、自分の手の中に出すのがノブのスタイルになった

ティッシュに出せばいいのに、間に合わないのかな?

ゴムすれば良かったな…

朝になって、ノブが帰ったあとトイレに行くと、トイレットペーパーにはペンで赤い点を書いたような本当に良く見なきゃわからないほどの少しだけの血が付いていた

想像では、もっと沢山血が出ると思っていたんだけどなぁ

散々他の男に指入れされたりしてたからかな

でも一応出血もしたし、本当に処女を失ったんだなぁってトイレの中で実感した。

その日は一日中、あそこに何か入っているような違和感を感じた

セックスを覚えたノブはそれ以降、会う度に身体を求めてきた

私には挿入は鈍い痛みだけで、私にとってセックスは苦痛でしかなかった

そんなノブとの付き合いは4年ほど続いた

やっぱり初めては、行きずりの相手よりもその時好きだった人で良かったなぁって、とりあえず今は思う。


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