第16話 セックス依存症

私、とっても濡れやすいんです

前の旦那とのセックス事情は最悪だった

なるべくしたくなくて、誘われても断ってばかりいた

そのうち回数も減っていって、月に1回程度から3ヶ月に1回程度に

している最中も早く終わってほしくてそればかり願っていた

私は全く気持ち良くなくて、まるで自分がオナニーの道具になった気がしていた

そういえば元旦那からこんなことを言われたことがあった

「おまえ、全然濡れないじゃん」

そう、元旦那とのセックスでは全く濡れなくて、ローションが必要不可欠だった

私は自分が不感症なんだと思い込んで、いつも通っている心療内科に相談をした

すると、婦人科で診てもらった方が良いと言われ、婦人科に行くと、そうゆうのは気持ちの問題だから心療内科でと言われた

たらい回しじゃん

って思ったよ

だけどね、性欲はなかったわけじゃない

ううん

むしろ人一倍強いと思う

オナニーはしょっちゅうしてたもん

そのうち私にセフレが出来た

けれどひとりでは物足りなくて、2人、3人と増えていった

多いときで月に5人とした

セフレを作るのは簡単だった

私は元々下ネタに凄く強い

男とそうゆう話しで盛り上がれば当然、男の方も

この女、簡単にいけそうだな

って思ったと思う

でもいいの

それが狙いだったから

「俺、いまりでオナニーしちゃったよ」

と言われるのが嬉しかった

私も応えるかのように、えっちな自撮りをたくさん撮って男友達に送った

リベンジポルノは絶対しないような男を選んで

写メはどんどんエスカレートしてやがて動画に

私は自分のあそこにバイブを挿れたり出したりする動画まで撮った

ただ、万が一を考えて絶対に顔と声は出さなかった

そのうち自然と会う約束になる

会うと、お互い「久しぶり!」なんてよそ行きの会話から始まっても、この後セックスするんだろうなってことが簡単に予想できた

その予想はいつも裏切ることはなかった

キスまでは相手にリードしてもらう

絶対に自分からはいかない

だけどキスまでいったら…

私は攻めるのが大好きだから、身を預けっぱなしではいない

指を舐めると相手はびっくりする

男友達が

「いまりとしてると、自分が女の子になった気分だよ」

と言っていた

そう、元旦那には絶対しないようなことをたくさんした

私は自分が求められているときは、自分の存在意義を凄く感じてそれが快感だった

別に私のこと好きかどうかなんて、どうでも良かった

ただ、抱かれているときは自分がいて良いんだって気がして、凄く満たされた

病院じゃたらい回しだし、私はいつも行く薬局のお兄さんに相談することにした

そのお兄さんとは何度かメールや電話をしたことがあった

色恋とかではなくて、内容は主に病気の相談

セックス依存のことも、長文メールを書いて相談した

すると、意外な返答がきた

「別に良いと思うよ。だけどもし治したいなら、今月は5人だったとしたら来月は4人にするとか、だんだん減らしていってごらん」

と言われた

別に良いと思うよって答えに拍子抜けしたけど、ちょっと安心した

セックス依存症って、幼いときに母親からの愛情を感じられなかった子がなりやすいんだって

思い返せばまさに私もそうだった

常に仕事で忙しい母親だったし、異常な家庭環境で少しノイローゼ気味な母親だった

母も辛かったんだと思う

可哀想だったとさえ思う

今は本当に仲良くしているし、過去の母親を恨んだりはしていない

例え暴力を振るわれていてもね

ただ、昔の痛みは忘れていても、傷ついた記憶だけはいつまでも消えないから厄介だよね

私だってちゃんと愛されている感覚が欲しかった

きっとそれだけ。

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