第6話 初めてのまともな恋愛

私は彼氏ができても、自然消滅しちゃったり、すぐ別れたりそんなのばっかりだった

キスをしたり身体を触られたりしても愛情が伴っていなかったりで、本当の恋愛ってこの時まで多分できていなかった

今回は、心も身体も繋がる初めての恋愛がスタートしたお話しです

仕事で知り合った同い年の男性に誘われて、一緒にドライブに行った

私は当時、仕事が忙しくて休みも平日だったから空いてるのは夜しかなくて、ドライブも必然的に夜になった

その男性は、夜景を見に連れて行ってくれた

全然場所なんて覚えていないけれど、穴場だったのかその時はうちらのほかに誰もいなかった

外は寒かったから2人で後部座席に座った

前から私に好意を寄せていたその男性と良い雰囲気になったのに、彼は私に触れてこようともしない

私は思わず

「今何がしたい?」

と聞くと

「キスしたい」

と言ってきたから

「いいよ」

と返したけど、私を情熱的に見つめるくせに一向にキスをしてこない

そう、この時は知らなかったけど彼はまだ童貞でキスの経験すら無かったの

痺れを切らした私は、自分から彼にキスをした

ちゅっ。ていう可愛いキスじゃなくて、彼の口に自分の舌を入れた

彼はこの時そうとうビックリしたみたいだったけど、童貞だった彼にそれ以上のことをする勇気はなかった

そのまま何度もキスをして寄り添っていただけで朝になった

それからアパートまで送ってもらって彼は帰って行った

彼はその日も普通に仕事だったから

けれどすぐに彼からまた連絡がくると思っていたのに、連絡がきたのは数日後だった

凄くびっくりしたけど、彼は交通事故に遭っていた

一晩中一緒に寄り添って、一睡もしないで仕事に向かった彼は、居眠り運転をしてしまい事故を起こした

現場にいた人がすぐに救急車を呼んで運ばれたらしい

私は凄く申し訳ない気持ちになって

「もう私と遊ぶの懲りた?」

と電話越しに言うと、彼は

「なんで?俺たち付き合ってるんじゃないの?」

と言った

私的にはキスしただけだったんだけど、こう言われて

え?うちら付き合ってるの?

と思ったけど、それも悪くないかなって思った

こうして私はノブと正式に付き合うことになった

お酒を飲むと、何年経ってもノブの身体には事故の時のシートベルトの跡がくっきりと、赤く浮かび上がる

多分、今でも…。

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