第18話 男の潮吹きと上辺だけの約束

こんにちは

いまりです

今日は風俗嬢として初めての出勤の日のお話しをしたいと思います

初めてということで、お店のスタッフが良心的な常連さんをつけてくれた

私はその人がオプションで付けたチャイナ服持参でホテルに向かった

私よりいくつか歳上のその人は、私から見てまだ「おじさん」と呼ぶには早いぐらいの年齢だった

あまりの緊張で、この時のことはあまり良く覚えていないんだよね

でも一つだけ、印象に残っていることがある

普通は男の人って、射精した直後触られるのをくすぐったいのか嫌がるけれど、その人はそのまま頭の部分(先っぽね)を撫でるように言ってきた

指全体で覆うようにくるくると撫でていると

「やばい…。潮吹きそう。男もね、潮を吹くんだよ。」

と教えてくれた

その人が言うには、射精した直後に刺激を続けると男性も潮吹きをするらしい

まぁ、結局先に限界がきたのか潮を吹くことなく手を止めさせられて、潮吹きを見ることは出来なかったんだけどね

残念

そして待機室に戻ってきた後、スタッフに

「いまりさん。テクニシャンらしいね。さっきの人から電話で、初めて潮を吹きそうになった。って言われたよ」

と報告があった

わざわざそんな電話をかけてきたわけではなくて、最初の数回だけはスタッフがお客さんに電話をして、どうだったか聞いてくれたのね

うちの店は完全な会員制だったし

その後、私は色々な人で何度も試したけど、どの人も射精の直後は触られるのを嫌がってしまって、とうとう男の潮吹きを見ることはなかった

残念

この日ついたお客さんは3人で、3人目のお客さんは他県から出張かなにかで来た人だった

年齢は40代半ばぐらいかな

その人はなぜか私を凄く気にいってくれて、自分の身の上話しを延々と話しだした

奥さんと離婚したことや、子供に会いたくて仕方ないことなど

この人は130分とってくれたんだけど、あっという間に130分が経った

すると「延長って出来る?」と聞いてきたので、まだ良くわからなかった私はお店に確認の電話をして、1時間の延長を受けた

実はこの男性はスタッフのうちの1人の、友達の友達らしい

そんな繋がりがあることをとても気にしていた

「風俗嬢にハマったなんて友達に知られたくないな」

としきりに言っていた

そして

「次はもっと長く一緒にいたい。10万ぐらいで一日一緒にいられるなら安いもんだよ」

と言った

バカだから本気にして喜んじゃったけど、結局この人は、この後一度も私を指名することはなかった

他県の人だし、お店に来たのかも不明

ただ、写メ日記を書き始めて何度か

「俺のこと覚えてる?」

ってコメントがきたんだよね

私はこの人だと思ったんだけどな

結局わからないまま

あの人の私を見る眼差しに嘘はないと思っていたけれど、守れない約束なら結果的に嘘になる

私は初めて延長をしてくれて、凄く優しく色々な話しをしてくれたこの人を、単純に”良い人”という印象を受けた

別に男として惹かれたわけじゃないけれど、風俗でこんな優しい気持ちになれるなんて、この時初めて知ったんだ。

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第17話 風俗嬢になったワケ(後編)

続きを読みに来て下さってありがとうございます

今日は後編です。

風俗のお店って、自分が考えていたよりもずっと沢山あって驚いた

ピックアップしたところだけで何十店にもなってしまった

ほとんどネットで応募をした

迷ったところの全部と面接をしてじっくり決めよう

そう思った

そしてあるお店からすぐに連絡が来て、あっという間に面接の日が決まった

決心は固くついたつもりで、むしろワクワクしていたのに面接の前日は、自分の中で何かが変わることが怖かったのか涙が溢れてきた

それでも決意は変わらなかったけどね

そして面接

面接をしてくれた人は女性の方だった

この女性の面接の時の印象は最悪だった

ここで働きたいならと名前や住所など色々細かいことを聞いてきた

今思えば当たり前なんだけど

でも私は、とりあえず話しを聞いて考えたいといったスタンスだったから、噛み合うはずもなく女性がイライラしているのが伝わってきた

私も、ここはやめておこうとぼんやり考えながら受け答えをしていた

ところが、私の気持ちを変えたのは待機室にいた女の子の言葉だった

店から出るとき、とても明るい声で

「いってきまーす」

と行って出ていったの

たったそれだけなんだけど、私の風俗に対する印象はガラリと変わった

ここなら楽しく仕事ができるかもしれない

そう思った私に女性は

「風俗は決してアンダーグラウンドな世界じゃないから」

と言ってくれた

沢山のお店と面接をしてじっくり決めよう

そう思っていたのに、一番最初に面接をしたこのお店で私は働くことを決意した

私はけっこう引きが強い

このお店に一番最初に出会えて面接できた自分を、凄くラッキーだったと今でも思う

面接では、自分が出来るplayと出来ないplayの項目に○や×を付けるところがあった

女王様や3Pは迷わず×をつけさせてもらった

最初、即尺(ホテルに入ってお風呂に入る前にすぐにフェラチオをすること)の意味が分からず女性に説明してもらった後、私はふと疑問に思ってこんなことを質問した

「もしも、わざと洗わないで汚れた状態で待つ人がいたらどうすれば良いんですか?」

そうゆう性癖の人もいると思ったから聞いたんだけど、この質問は女性をかなり驚かせたみたいで

「本当に風俗初めてなの?初めてでそんなこと言ってくる人いないよ?凄く知識があるみたいだけど、どっかでやっていたんじゃないの?正直に言って?!」

と言われた

性に対して元々オープンな性格だったし、その手の話しも大好きだっただけで、本当に私は初めてだったけど、中々信じてもらえなかった

そして写真撮影の日と講習の日を決めてその日の面接は終わった

講習はこの女性が着衣のまま、丁寧に教えてくれたのでとても安心できた

男性の靴を揃えるといったマナー的なことや、流れや手順などを教えてもらった

素股のやり方も教えてもらったけど、まさかプライベートでしたことがあるなんて言えなかった

ますます疑われてしまうもの

写真を撮ってくれたのは男性スタッフだった

スタジオみたいなところに2人で行き、言われたコスチュームに着替えて撮影が始まった

ポージングの姿勢が意外とキツくて体がプルプルしてした

男性目線で撮ってもらった方がいやらしく映るだろうな、と妙に納得した

でも、服を脱いで下着姿になるように言われたときはやっぱり勇気がいった

それでも風俗嬢になると決めた私は躊躇うところは見せたくなくて、何でもないように服を脱いだ

これぐらい全然平気

自分にそう言い聞かせた

写真を撮り終わると男性スタッフは

「君なら売れると思うので安心して下さい」

と言ってくれ、それが本当に嬉しかった

自分に自信なんてなかったから、とにかく私に需要なんてあるのかとても不安だったから…

こうして私は風俗嬢デヴューを果たした

風俗を始めて一か月ぐらい経った頃、私は離婚をした

風俗をやっていたおかげで、離婚後の心配もなく別れることが出来たから、タイミング的にも凄く良かったと思う

もし、風俗をやっていなかったら、私のダメージは計り知れなかったはず

あのクズ男に、三行半を突きつけることが出来なかったかもしれない

そう思うと、このとき風俗をやっていて本当に良かったと心から思う

私は、長く働いていた会社も、好きでもない旦那も捨てることが出来て、環境も自分自身も大きく変わることが出来た

風俗を辞めた今でも、あんなに自分に合った仕事はなかったと思う

次回からはタイトル通り、風俗での出来事や印象に残ったお客さんのことなどを書いていこうと思います。

今日もここまで読んで下さってありがとうございます

また、次回も引き続きお付き合い頂ければ嬉しいです。


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第17話 風俗嬢になったワケ(前編)

元々興味はあったの

お久しぶりになりました

いまりです

最近バタバタしていることが多くてね

そして今回は、いよいよ風俗嬢になった時のことを書きたいと思います

当時の私は、長く勤めた会社を辞めて就職活動をしていたの

でも就活はあまり順調じゃなくて、何社も落とされた

それでも2ヶ所ほど採用されて働いたところがあったけど、やっと決まった仕事なのに長くは続かなかった

どうも私は上司と対立してしまう

思ったことを黙っていられないこの性格だから、同僚とはすぐに仲良くなれても上司とは折り合いが悪かった

長いものに巻かれれば楽なのかもしれないけど…

仕事は自分で言うのも変だけど、人一倍一生懸命やった

でも一生懸命努力したつもりでいても、努力が足りなかったのか仕事が中々覚えられなかった

そうして無理ばっかしていたら体調を崩しちゃって病院に行くはめに

異常な数値の検査結果が出て医者にはストレスからだと言われた

この時、私は確かに変だった

ボーっとして、誰かと会話をしていても、まるでどこかで誰か他人が話しているのを遠くで聞いているような、おかしな感覚に襲われた

後から知ったけど、これは離人感と言う症状らしい

私は自分が社会不適合者なんじゃないかと思うようになった

今でも思ってるけどね

でも現実的に考えて仕事をしないと生活ができない

その時の旦那は頼りになんてならなかったし

元々、風俗には興味があった

漠然と風俗で働いてみたい願望もあった

ただ私の中で、それを抑える気持ちもあった

けれど、仕事に行き詰まったことと、その頃は貞操観念が破壊されていたことから、風俗を視野に入れるにはもう十分だった

私はネットで風俗店の検索をし始めた

県内の風俗を片っ端から調べていった

長くなってしまったので、今回はこの辺で

後編に続きます。


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第16話 悪戯オトコ

おはようございます

いまりです

今回のお話しを書くには少し勇気が必要でした

私を何年も苦しめたトラウマのお話しです

それは私がまだ小学生の頃、多分1年生ぐらいだったと思います

その頃はいつも友達と下校していたんだけど、その日はなぜかひとりで帰ってしまった

私は割と勘が鋭い方なのに、この時は思いっきり間違えちゃった

いつもの帰り道

なぜか他の道を通って帰ろうかと、ふと思ったのにすぐに思い直していつも通りの道を歩いて行ってしまった

もっと自分の直感を信じれば良かった

ひとりで歩いていると、反対側から学ランを着た男が私のそばに来て話しかけた

「ねぇ」

私が立ち止まると男はこう続けた

「ちょっと目瞑って?」

全く何がなんだかわからなかったし、無知で幼かった私にはそれに逆らうことはできなかった

言われるままに目を瞑ると、男は私の唇に自分の唇を強引に押し付けてきた

私がびっくりする間もなく、男の舌は私の口の中に入り私の舌を絡めてきた

地獄のようなこの瞬間が終わると、男は笑顔で手を振って去って行った

初めてのキスをこんな形で奪われたことよりも、まだディープキスも知らなかった私はとにかく恐怖心でいっぱいになった

なんで口の中に舌を入れたの?

何か毒を入れられていたらどうしよう?

怖くて怖くてたまらなかった

季節は冬

口の中に雪を詰め込んで泣きながら帰った

すぐにでも大人に、両親にこのことを話したかった

話さないといせないと思った

けれどこの頃、両親は仕事の関係で他県にいて私は祖父母に預けられていた

帰って来るなり私はコタツの中に潜り混んで泣き続けた

自分が何をされたのかわからず、ただただ怖くて気持ち悪くて、自分が汚く感じた

春休みに、両親のいる他県に行った

私は両親に会ったらすぐにでもこのことを話そうと、何度も頭の中でシュミレーションをした

なのに…いざ両親に会うと、言えなかった

不仲だった両親にこのことを話したら、また喧嘩が始まるんじゃないかと怖くなった

それだけじゃなく、もしかしたら私自身が怒られるんじゃないかと不安になって話すことが出来なかった

子供のくせに何を気にしていたんだろう

後日、犯人がわかった

学校の隣にある小さな商店の息子だった

噂話しでそこの息子がロリコンだと聞いたから、すぐにピンときた

けど、誰にも言えなかったよね

友達にいつものように「あの店に寄っていこうよ」と誘われると、友達に知られるのが怖くて断ることが出来なかった

店に入ると、私はあの瞬間が蘇ってきて体が震え出して、汗が出てきて、怖くて怖くて仕方なかった

それでも友達にバレないように必死に平静を装った

悪戯されたことは、結局大人になるまで誰にも言えなかった

ひとりでずっと抱え込んで、私は普通の女の子とは違う、とても汚れた気がした

日常生活をしていても、突然フラッシュバックが起こってあの瞬間を思い出す度、私は苦しくて苦しくて涙が出そうになった

常に心に重たい鉛のような爆弾がある感覚で、私は心から笑うことが出来ない子供時代を過ごした

何も知らない子供にとって、あの行為がどれだけ人を傷つけて、その後の人生に影響するかなんて犯人にはわからないんだろうな

大人になって、初めてひとりの人に打ち明けると心が嘘みたいに軽くなった

そしてまたひとりと話していくうちに、どんどん気が楽になって今じゃ笑いながらでも話すことができるようになった

私は友達とか周りから

「いまりは変態だね」

ってよく言われるし、自分でも多少自覚がある

けれど、色んな種類の変態さんがいる中で、ロリコンだけは大嫌い

気持ちが悪い

何も知らない子供を大人の快楽やお金の為の道具にするのは本当に許せない

そして、私に悪戯した犯人は…噂によるとその後も沢山の犠牲者を出したのに捕まってはいないらしい

結局私も、泣き寝入りしかできなかった

なんて後味の悪い、気持ちの悪い思い出。


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第15話 クズとの結婚生活

出来れば書きたくないぐらい、嫌悪感が半端じゃない人がいる

今回はその人とのお話しです

それは若いときに、ノリのままに結婚してしまった相手のことです

ナンパから始まって、そのまま告白されて付き合い初めてそのまま結婚してしまった

この人のことは嫌い過ぎて、上手く書くことも出来ない

何があったのかも書けない

ただ、同情を愛情と履き違えて、私はこの人のことを好きだとずっと勘違いしていた

心の隅の違和感を無視し続けて結婚生活を続けたのは、今更引き下がれないといった意地があったから

世間体を気にしていたのかもしれないね

自分の目が狂っていたのを認めたくなかったのかもしれない

ダメだ

この人のことは本当に書けない

思い出すたび吐き気がしてしまうほど嫌いだから

けれど、一つだけ確かなことは、この結婚は間違いではなかったということ

沢山イヤな思いして、悲しい思いして、惨めな思いしてきたけれど、この結婚がなかったらきっと今の私はいなかった

「今」の私は、過去の膨大な選択肢の中から一つ一つ選んできて出来た集大成だと思うから

この最悪な出会いがあったからこそ今の幸せに繋がっていると思うと、この最低な男と出会って結婚したことは、決して無駄じゃなかったと思う

もちろん、そのまま進んでいたら私は破滅していたとも思う

ギリギリのところにいた私は、自分自身でここから抜け出した

それが最高の誇り

変化は怖いけど、思い切って行動して本当に良かった

もうお気づきだと思いますが、この男とは離婚しています

実際に離婚してみると、憑き物が取れたかのように心が軽くなった

自由になれて本当に嬉しかったんだ

そして私は、自分はこの人といて幸せなんだって自分に嘘をついていたことに気がついた

愛じゃなかったって目が覚めた

この人は私の心を繋ぎとめる為なのか、沢山のプレゼントをくれたけど、皮肉にも最後にくれた「離婚」が私にとって一番嬉しいプレゼントだった

離婚を切り出したのは私

けれどゴネつつも離婚届けに名前を書いたのは、紛れもない本人だから

離婚してくれてありがとう

本当に嬉しい

もしこのままこの人と結婚生活を続けていたらって考えたら寒気がするし怖過ぎる

訳あって、理不尽過ぎるお金を今も払い続けていて、しかもいつまでこの支払いが続くのかもわからなくて、離婚した今もまだこの男に苦しめられているけれど、そんなことよりこの男と一緒にいる方が私にとっては地獄

どんなプレゼントよりも嬉しかったのは、やっぱり別れてくれたこと

この男に、感謝の気持ちだってないわけじゃない

別れてくれてありがとう

心の底からそう思う

DVとかではないけどね

男としても全然見れてなかった

セックスも嫌で嫌で仕方なかった

バイバイ。大嫌いだった人

もう二度と会いたくない

幸せなフリして自分の不幸に気がつかないのも笑えるね。


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第14話 好きじゃなくても出来るんだ

今回は、高校の時の合コンのお話しです

まだ本当にピュアだったあの頃の…

男友達と私で、3対3の合コンをしようって話しになった

慣れないbarで慣れないお酒を飲んで、楽しくお喋りして、なぜかひとりの男のうちへみんなで行くことになった

その男はアパートで一人暮らしをしていた

私の男友達は用事があったのか、先に帰ってしまったけど

男女5人で狭いアパートで喋っているうちに、ひとりふたりと眠り始めた

起きているのはアパートの男と私だけになっていつのまにか寄り添う形に

そのうち男は私に

「キスしてもいい?」

と聞いてきて、私は初めてキスをした(厳密に言うと初めてじゃないけどその話しはまたいずれ)

初めてなのに彼の舌が私の口の中に入ってくる

それはとろけるように気持ちが良かった

キスを交わすと彼は

「胸、触って良い?」

と聞いてきて、私が頷くと彼の手は私の胸に伸びてきた

キスは凄く気持ち良かったのに、初めて男の人に胸を触られたこの時、全く何も感じなくてただただ違和感しかなかった

そして彼が私の肩を抱き寄せたその時

「いまり!何やってるの!?」

友達が急にムクッと起きて私にそう言った

私はびっくりして彼から離れてなんとか誤魔化そうとした

けれど寝ぼけていたのか友達はまたバタンと横になって眠ってしまった

空気読んだのかもね

でも、なんだかハッとした私は彼に

「私も寝るね」

とみんなと同じように雑魚寝し始めた

すると彼は私のぴったり後ろ側について、後ろからまた執拗に私の胸を触ってきた

当然、私はこの時キスも初めてだったしどうしたら良いのかわからなくて

「ごめん、私先に帰る!」

と言って、まだ薄暗い中ひとりで帰って行ってしまった

胸を触られたのは正直良くわからない感覚だったけど、唇の感触はずっと残っていて私はその時のことを思い出す度胸が高鳴った

その後も彼のことばかり考えてしまって頭から消えなくて、ああ、好きなんだなって気がついた

私は思い切って彼に電話をして、告白をした

返事はまさかのNo

私にはそれがどうしてかわからなかった

だって私のこと、良いなって思ったからキスしてきたんでしょ?胸も触ったんでしょ?

なのにどうして?

聞けなかったけどね

私は男友達に相談すると

「あいつ付き合ってはいないけど、腐れ縁的なセフレはいるよ」

と思いがけないことを聞いて更にショックを受けた

もちろんその後その彼に会うことはなかったし、私の気持ちもだんだん消えていったけれどこの事で私は

女は身体で気持ちが動いても、逆に男は気持ちがなくても身体が動くんだなってことを学んだ

そんな苦い思い出

気持ちがなくてもセックス出来るのは男だけじゃないってことを今は知ったけどね。


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第13話 やっちゃえば良かった

おはようございます

いまりです

ちょっと日にちが空いてしまいましたが、引き続き読んで頂けると幸いです

今回はキャバクラの店長と別れた後のお話しです(短めです)

ある合コンで、好きな人が出来た

向こうはまるで私に興味がない感じだったけど

それでもなんとか飲みに誘うことに成功

何話したかは全然覚えていないけれど、そのあとカラオケに行く流れになったんだよね

イマイチ盛り上がらなかったのは覚えてる

その人は眠そうであくびばかりしていた

退屈だったのかな?

あまりに眠そうにしてるから

『眠いの?』

と聞いた

「うん、ちょっと眠い…」

『…目、覚ましてあげようか?』

「え、何してくれるの?」

『目、閉じて』

私は、彼の唇にキスをした

「キスかよ!」

『嫌だった?』

「ううん、もう一回して」

2回目のキスは舌を絡ませた大人のキスだった

すると彼が

「いまりちゃん…俺ちんこ勃っちゃった」

私が少し笑うと、10分前の電話が鳴った

私は

『時間だね、帰ろうか』

と言った

これが彼と会った最後

その後この人に告白することもなく、私は次の恋を始めてしまった

なんであの時ホテルに行かなかったんだろう?

なんかキスできただけで満足しちゃったんだよね

その頃はそんなにえっち好きだったわけでもないし

中途半端な肉食だ

相手の人、その夜オナニーしたのかな?

なんて邪推かな。


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第12話 キャバクラ勤めと店長との不倫

我ながら、私は本当にキス魔だなぁって思う

キスだけなら誰とでも出来るって思ってた

そんないまりです

昔、ちょっとだけキャバクラで働いたことがある

と言っても昼は会社に勤めていたから、週に数回だけのバイトだけど

自分が住んでいるところからなるべく離れたお店を選んだ

知り合いに会いたくなかったし、誰にもバレたくなかったから

通勤は新幹線で行って、帰りはお店のボーイが送ってくれていた

面接でも送迎が来てくれた

待ち合わせ場所に行くと、店長自らが迎えに来てくれていて、車まで少し一緒に歩いた

歩きながら初対面の私にいきなり「君、なんか俺のタイプだわー」って言ってくるから少しびっくりした

いや、かなりか

お店まで車で1時間ちょい

車内で店長が「俺、結婚してるんだ」と言ってきた

全くタイプじゃなかったし、ふーんって感じだったけど、店長はなぜかその後こう言った

「でも、お願い!いまりさん。俺を彼氏にして下さい!!」

初対面で会ったばかりで、しかも既婚者のくせに何言ってんだ?と思ったけど、当時の私は彼氏と別れたばかりでちょっとヤケになっていた

だから「じゃあ今ここで私にキスできたらいいですよ」なんて言っちゃったんだ

その時車は高速道路の上で、私は後部座席に乗っていた

冷静に考えたら凄く危険なのに、若さのせいか恐怖心がなかった

すると店長は運転しながら後ろを向いて、私の唇にキスをした

私の初めての不倫はこうやって始まった

店長とのデートは、いつも送迎での車の中

ヤルことヤルだけ

キャバクラでの仕事も辛かった

多分、向いていないんだと思う

好きでもない男のご機嫌取りに、かなりのストレスを感じていた

そして驚いたことに、店長の奥さんはお店のキャバ嬢の中にいた

その人は私が入店するとすぐに「実はね、私、店長と結婚してるの。みんなには内緒ね」と言ってきた

入ったばかりの私にそれを言うなんて、女の勘って凄いよね

そしてその人は良い人だったからこそ、店長と不倫していることに罪悪感を感じてきた

お店での仕事も嫌だったし、店長とズルズル続けているのも嫌になって、半年ぐらいでお店を辞めた

私を迎えに来てくれても店に着く直前まで車の中でフェラさせるような男だったし、全くタイプでもなかったのに最後の方は割と気持ちもってかれていたから、私って本当に押しに弱かったとつくづく思う

そんな昔話。


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第11話 ネット恋愛の行方

今回は、オフ会で出会った男の話しです。

もうずーっと昔だけど、その時私はblogで知り合った1つ年下の男の子と、毎日のようにメールのやりとりをするようになった

やがて、毎日の犬の散歩のときにその男の子と電話をするのが私の日課になっていた

顔も知らない相手なのに、異様に話しは弾んで楽しくて、ちょっとドキドキしていた

自然と会う約束になったけれど、相手は私の住んでいるところから車で3時間ぐらい離れた他県に済んでいた

それでもナビを使ってその子は来てくれた

近くのスーパーの駐車場で待ち合わせをして、いよいよ初対面

本音を言うと、ちょっとだけガッカリした

割と今風の子だったけど、私のタイプではなかったし、想像と違っていたから

今の世の中、こんなのはよくある話しだけどね

でも、生理的に無理ってわけでもなかったし、遠いところから来てくれた引け目もあって、流れのままラブホテルに泊まることになった

ノリが良く、自分の過去のやんちゃ武勇伝を語っていた彼だけど、セックスになるとその子はまさかの中折れ

凄く申し訳なさそうにしていたけど、私は本当はしたかったわけじゃないから、別にどうても良かった

ただ、まだそんな経験の浅かった頃だから、緊張しすぎると中折れすることがあるなんて知らなかった私は、自分にそんな好意をもたなかったんだろうなって単純に思った

けれど、その子は私に

「いまりちゃんのこと本気で好きになっちゃった。付き合ってほしい」

と言ってきた

私はそんな気になれなくて、やんわりとお断りした

翌日、その子は地元へ帰った

そして2人の毎日の日課だったメールや電話はなくなった

それからしばらく経って、その男の子から再び連絡がきた

内容は、私にフラれたショックが大きくて職場で暴れて機材を壊して、100万の弁償をすることになったこと

それと壊した勢いで自分も怪我をして骨折までしたことを話し出した

かと言って、その子は別に私に弁償したお金を払えとか言うわけでもなかったし、一切私を責めたりはしなかった

それほどショックを受けたってことを伝えたかったという感じだった

その気もないのにホテルなんて行った私も悪かったなって流石に反省した

でも、この電話以降、2人の日課がまた戻ることもなかった

それから更に1年ぐらい経って、もうその子とのことも忘れていた頃に、急にまた電話がかかってきた

「俺、結婚することになったんだ。どうしてもいまりちゃんには伝えたくて…」

と言う彼の言葉の真意がイマイチわからなかった

だって、うちら別に付き合っていたわけでもないし、そんな深い間柄でもないのに、それを伝えてどうするんだろう?なんの意味があるんだろう?って

けれどそんな事は口には出さなかったよ

素直に良かったなって思ったから、おめでとうって言った

これがこの子との最後のやりとり

今頃、お子さんもいるんだろうな

奥さんとは仲良くやってるかしら?

なんて、本当に余計なお世話だね。


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第10話 風俗の勧誘

ノブの話しが続いた気がするので、今回は違うちょっと短いお話しを…

今更ですが、私は元風俗嬢です

そんな若いわけでもないので、私がいたのは人妻系の熟女のお店

でも実は二十歳前後の頃に一度、風俗のスカウトにあったことがある

ひとりで駅ビルの中の本屋にいると、チラチラとこっちを見てくる男性に気付いた

何だろ?と思いながら、少し離れると男性も近づいてくる

怖くなった私は本屋を出て、駅ビルからも出た

けれど男性は追いかけて来て私に声をかけた

男性は、名刺を渡しながら風俗の仕事を勧めてきたけれど、私はてきとうにかわした

そのお誘いを受けた時はとてもそんな気にはなれなかったし、本当にこんな勧誘ってあるんだ!と、びっくりした

この時はこうして断ったけれど、今思うと私はもともと風俗をする運命だったのかなぁ?なんてふざけて思ったりもする

これよりちょっと前だったかな?

ひとりで歩いていると、おじさんが

「暑いねぇー」

と話しかけてきたので

「そおっすねー」

と返すと

「お姉さん、援助交際してくれない?」

と言ってきて、びっくりしたけどすぐに

「いやー、けっこうです」

と断った

おじさんとえっちなことするなんて、気持ち悪いとしか思えなかったし

その頃はね

同じ頃、駅前でひとりでいる時にちょっと上かな?ってぐらいのお兄さんが声をかけてきた(男友達に言わせると、私は隙だらけらしい)

その人は気さくに話しかけてきて

「30分2万円で遊んでくれない?」

と言ってきた

私は、人と待ち合わせしているのを理由にしてやんわり断ると

「そっかー、じゃあまた縁があったら遊んでね」

と言ってにこやかに去っていった

30分2万円で何するつもりだったんだろう?

風俗嬢になってからは、その時のことを思い出すと

割の良い仕事だよなー

と思う私はもう汚れてしまったのかもしれない。


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